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理系に有利なお仕事。土木施工管理技士!
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理系に有利なお仕事。土木施工管理技士!

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現在、2020年のオリンピック開催や東日本大震災からの復興で建築、土木工事に対する投資が増加し、世間的な人材需要が高まる職業が土木施工管理技士という仕事。土木というと厳しい環境での仕事を想像するかもしれませんが、実はこの職業は、誰にでもなれるわけではなく、理系学生がなるにはかなり有利な職業なのです。今回は、この土木施工管理技士についてご紹介をしていきます。

土木施工管理技士とは?

河川や港湾、上下水道に鉄道。今や私たちの生活に欠かすことのできないものとなっているのが社会インフラです。一つのインフラを整える際にも、様々な業者が携わり工事を進めていきます。

その中で、土木施工管理技士は、建設工事が予定通りに進むように、土木現場で働く業者を統括する仕事です。基礎工事から港湾工事、河川工事や道路工事もあれば、ダム工事に土木施工管理技士が携わることもあります。

また、同じような位置付けとして現場監督という仕事もありますが、土木施工管理技士とは異なりデスクワークを行うことはほとんどありません。もう少し土木施工管理技士の仕事内容を見ていきましょう。

土木施工管理技士の仕事内容

土木施工管理技士は、大きく分けると「設計」と「指揮、管理」の仕事を行います。

・設計

土木施工管理技士は、工事計画を立てる段階から携わります。工事が安全で計画的、そして、高品質のものができるように専門家の意見を取り入れながら、工事日程の調整や完了までの工期と手順を決定します。

・指揮

設計に基づき、実際の現場で工事を指揮します。全ての作業員を指揮することもありますが、その場にいる現場監督や主担当者を通じて連携を取ります。土木施工管理技士は、工事全体の流れに加えて、手順や資材、機械手配についても把握する存在のため、工事においては重要なポジションといえるでしょう。

また、設計と指揮に加えて、工事に対して周辺住民が納得をしていない場合は、説明会の開催や、役所への必要書類を提出することもあります。何か問題が起きた際には、責任を取る立場にもなるため、実に幅広い知識と責任感、統括力が必要とされる職業です。

土木施工管理技士には1級と2級がある

土木施工管理技士には、1級と2級があります。1級が上位資格となりますが、その違いをご紹介します。

まず、2級の場合は、作業工程の責任者である「主任技術者」になることができます。一方、1級は、現場を指揮する「監理技術者」になることができます。建設業法では、元請会社が下請会社に発注する金額に応じて、営業所や工事現場ごとに「主任技術者」と「監理技術者」を置くことが義務付けられています。3,000万円未満の下請会社への発注であれば、元請からは現場に主任技術者を配置し、3,000万円以上の発注であれば、元請会社からは、下請会社へ「監理技術者=1級土木施工管理技士」を派遣する必要があります。

もちろん、1級土木施工管理技士であれば、主任技術者としての役割も可能です。また、会社として公共工事の入札をする際には、土木施工管理技士の人数が数値化して審査され、1級は5点、2級は2点が付与されることからも、1級土木施工管理技士は需要が高い職業です。

土木施工管理技士になるには?

土木施工管理技士は、国土交通省所管の国家資格の1つです。そのため、受験資格を満たした上で、国家資格に合格する必要があります。
受験資格は、1級と2級で細かく規定されており、一例としては、2級の受験資格としては大学や高校の指定学科を卒業し、1年以上の実務経験が必要となり、1級の場合はさらに、指導監督的実務経験が1年以上求められます。

ここで重要なのが、「指定学科の卒業」という点で、指定学科とは、国土交通省が定めている学科(土木、農業土木、森林土木、鉱山土木、砂防、治山、都市工学、衛生工学、交通工学、建築、緑地、造園等)です。そのため、高校や大学において土木関連の知識を得てから、土木業界に入り、施工・設計・監理の仕事を経験してから、資格に挑戦する必要があり、また、国家試験には学科に加えて、実地試験もあることから、大学卒業後に誰もが受験可能な資格ではないといえるでしょう。

土木施工管理技士は人手不足

最後に、土木施工管理技士の将来性について見ていきましょう。
土木施工管理技士として働く場所は、主に、土木や建設系企業、ゼネコンとなりますが、今後も人材需要が高まることが想定されます。その理由として、土木工事の需要が尽きることがないからです。

修繕工事はもちろんのこと、先の東日本大震災における復興作業で土木工事の投資は増加傾向にあります。さらに、2020年のオリンピックを見据えた建設ラッシュやインフラ整備で業界的にも活況を示しています。
建設業法でも、工事の際には土木施工管理技士を配置する必要があることからも、法的にも安定した職業といえるでしょう。

建設業や土木業と聞くと、厳しい職場環境をイメージする人が多いかもしれませんが、団塊世代の退職等により、特に20代や30代の土木施工管理技士の人材ニーズは高まりつつあり、各企業は今後の積極採用と優遇措置も考えられます。

理系学生であれば、自身が大学で学んだ知識を活かすことができる職業です。ぜひ、自身のキャリアとして土木施工管理技士を考えてみるのはいかがでしょうか。

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