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農業革命をもたらすのは、ITエンジニアと農作業者の勘や知恵
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農業革命をもたらすのは、ITエンジニアと農作業者の勘や知恵

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現在、日本の農業が大きく変化しようとしています。そのキーポイントは、農業のIT化。

世界最先端IT国家創造宣言の中でも農業ITを必要とし、国を挙げて農業のIT化を進めています。農作業者の勘や知恵が重宝され、IT化がなかなか進まなかった農業界。だからこそ、今後はITによる農業革命がいたるところで行われていきます。今回は農業IT化の現況と将来性、そして、各社の農業ITサービスをご紹介していきます。

農業IT化とは何か?

農業IT化とは、農業の現場における計測などで得られる多くのデータを蓄積や解析することにより、栽培条件の最適化や制御、また、生産者の知恵をデータ化して、多数の農家や経営体で共有、活用することです。
農業IT化により、人の経験や知恵、勘によって行われてきた農作業をデータ分析により自動化することができ、生産性向上と収益向上が可能になります。
例えば、農作物をビニールハウスで育てている場合、タブレット端末とセンシング可能なモニタリング機器を設置することで、植物の育成状況を判断や害虫の発生の自動検出、土壌の水分状況などを管理することができるようになるのです。他にも、経営や生産、販路確保などのマネジメントに関わることもIT化が進んでいます。

農業IT化市場は右肩上がりの拡大傾向!

農業IT市場は、成長傾向です。成長株式会社シード・プランニングの調査によると、2015年の推定165億円の市場予測から2020年には、約4.5倍の732億円になると予想されています。
ここまで農業IT化が注目され、成長を促進している理由としては、2009年の農地法改正で個人や株式会社による農業への参入障壁が下がったこと、TPP(環太平洋地域経済連携協定)の参加による農産物の関税撤廃により、海外に負けない強い農業が必要とされていることが挙げられます。加えて、農業従事者の減少と高齢化、IT機器としてタブレット端末などが当たり前になりつつある背景も農業IT化を促進している要素といえるでしょう。

農業クラウドがIT市場のポイント

農業IT市場の中でも、特に注目すべきは「農業クラウド」です。農業クラウドとは、農作物の生産から経営に関わる業務を支援するクラウドサービスのことで、農作業者のノウハウをデータ化して、農業未経験者でも経験者と同じように農作業ができることを目指したシステムです。クラウドサービスのため、システムの利用料は利用した分だけ。自社でシステムを導入するよりも安価に利用可能なことから、コスト負担を抑え、個人で始める農作業者にも広がっています。
農業クラウドの市場規模を見ても、2015年時点で45億円〜46億円に対し、2020年には、7.5倍の350億円になることが予想されています。これは、農業IT化市場の48%を占めます。このような背景もあり、大手企業からベンチャー企業まで、あらゆる会社が農業クラウドに参入しています。それでは、各社の農業クラウドサービスを一部、紹介していきます。

大手企業が提供する農業ITサービス

・富士通「Akisai(秋彩)」
生産から調達、経営マネジメントに至るまで、農業に関する業務をほぼ網羅した食農クラウドサービスです。生産計画や作業実績等の見える化、生産者情報の集約による安定調達の実現、ビニールハウスのセンシング監視まで対応しており、一例として、栽培原価の見える化により、30%以上の原価削減を実現しています。

・NEC、ネポン「農業ICTソリューション」「AGRINET」
温度、湿度、CO2濃度などのハウス環境が数値で見える化できるサービスです。また、大規模農園でも、ハウス管理を自宅で行うことができ、停電や数値異常などのトラブルをオーナーにすぐに知らせる機能も付いています。また、ノウハウ共有やナレッジマネジメントも可能です。生産支援を中心に、経営支援や流通支援機能も付加されています。

・三井物産、日立システムズ「アグリコンパス」

履歴管理、生産管理、物流管理といった農業経営に必要なシステムを提供するサービスです。その中でも生産管理を行うアグリプランナーは、栽培履歴の記録だけではなく、記録された情報の栽培計画と対比や生産工程や経営情報を遠隔地の生産者と共有することで効率的な生産を行うことができます。

ベンチャー企業が提供する農業ITサービス

・ファームノート「ファームノート」

牛群管理や発情、繁殖、治療、移動、肥育成績などの活動を入力し、管理することができます。ビジョンの「牧場を、手のひらに。」とあるように、見やすい画面とわかりやすい操作性で酪農や畜産経営の効率化に貢献していくとしています。

・プラネット・テーブル「SEND」

必要な食べ物が持続的に作られ、無駄なく届く世界の実現をミッションに、既存の流通や量に縛られず、産地と全国各地の太陽な需要者をつなぐ、産地食材お届けサービスを展開しています。スマートフォンやPCで簡単に発注が可能で、朝6時までの発注で当日配送を実現しています。

IT業界にとっては、白地部分が多い農業分野だけに、今後は各社の農業ITソリューションにも磨きがかかり、競争が激化していくことが予想されます。それと比例してITエンジニアの需要も高まるでしょう。
まさしく、農業革命はITエンジニアの手によって行われていきます。ITエンジニアへの就職を考えるのであれば、ぜひ農業界も一つの方向性として考えてみてはいかがでしょうか。

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