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自動車業界におけるメーカーと商社の違い。あなたがやりたいお仕事は・・。メーカー?商社?
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自動車業界におけるメーカーと商社の違い。あなたがやりたいお仕事は・・。メーカー?商社?

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就活を続けるなかで、この企業はメーカーなのか商社なのかという疑問をもっている学生も多くいるかと思います。そこで今回は、自動車業界におけるメーカーと商社の違いを紹介したいと思います。

そもそもメーカーとは 「原材料などを加工することによって製品を生産・提供する産業」を指していて、言い換えれば、何かの製品を作っていればメーカーと呼ぶことができます。そして、このメーカーのなかにも上流から下流という流れがあり、下記のように分類することができます。

一つ目は上流といわれる素材産業です。自動車や鉄道、航空機などの生産に必要な鉄を製造する鉄鋼産業や銅などの非鉄金属産業、ガラス産業やプラスチックなどの石油産業といった、素材を製造するメーカーがあてはまります。

二つ目は中流といわれる部品産業です。自動車産業の場合、上流産業が作った素材を用いて、自動車の部品を製造します。配線コードからエンジンに至るまでの数万点にもおよぶ部品、タイヤ産業、ベアリング産業、電子部品産業など、その数はあげればきりがないほどです。

三つ目が下流産業と言われる自動車メーカーです。トヨタやホンダ、日産自動車やマツダなど一般的に有名な自動車メーカーは、この下流産業に属しています。自動車メーカーが全ての部品を作り、組み立てているわけではなく、自動車1台が完成するまでのあいだに、素材や部品産業があることが自動車業界の特徴ともいえます。このように、メーカーだけとってみても、さまざまあることを覚えておきましょう。上流・中流・下流という分類や素材、部品といった分類も就職活動には役立つ情報なので、しっかりと覚えておきましょう。

メーカーに対する商社とは?

続いて商社とは何かを解説していきます。商社とは「輸出入貿易ならびに国内における物資の販売を業務の中心にした商業を営む業態の会社」で、さまざまな事業・サービスを展開する総合商社と、それぞれの得意分野に特化した専門商社の2種類があります。商社の特徴としては、自前の設備や商品を持っていないことで、売りたいものと売りたい先がある会社に協力して、「卸す」部分を担っています。国内生産の商品や輸入品など、数万点もある商品を数多くの小売店へ納入することまで、一つのメーカーが行うことは大変な労力がかかります。そこで、商社があいだを取り持つことで、複数の商品を取り扱い、複数の小売店へ卸しています。

ところが、メーカー側でも営業部門を持ち、小売店へ営業をかけるようになると、商社の立場が危うくなってきてしまいます。そこで、商社自体もOEM(他社の工場を使い、自社製品を製造する)機能を持つことで、メーカーと同じような生産体制を持つ商社も出てきました。

商社とメーカーの違いがいまだに曖昧な人もいるかもしれませんが、この2つを混同しないためのコツとして、商社とは「広く浅く」、メーカーとは「狭く深く」ビジネスを展開しているという点を覚えておくとよいでしょう。たとえば、自動車メーカーにおいては自動車という商品や関連した部品の製造を極めていますね。家電メーカーにおいても家電の製造に特化して極めています。しかし、商社にはそうした製品やサービスがありません。むしろ売りたい人と買いたい人を引き合わせる仕事が商社の仕事になります。総合商社であれば、たくさんの商品をたくさんの人に。専門商社であれば、特定の業界に特化して、特定の顧客に卸売業を展開しています。こうして一つの世界を極めたいならメーカーで、販路の拡大などの事業をつくることを極めたいなら商社でという風に考えると、メーカーと商社を混同することはなくなるのではないかと思います。

商社かメーカーかを選ぶのではなく企業の役割や特徴を知って志向に合わせた就職先を選ぼう

メーカーと商社のどちらが優れているということではありません。どちらで働きたいと思うかは、その人の志向にもよります。たとえば、これまでにはない新しい販路を開拓して、売買の流れをより拡大したいと思う人であれば商社が向いているといえるでしょう。一方、ある特定の分野でモノづくりや技術を学んでいきたいと考える人であれば、メーカーが向いているといえます。就職活動を進めるにつれ選考が進んでからこの理解不足を指摘されて恥をかいてしまう前に、それぞれの詳細を理解して志望する企業に照らし合わせてみましょう。

また、くれぐれも注意してほしいのは、企業に合わせてあなたの志向を無理やり転換するのではなく、あなたのやりたい仕事ができる会社選びをすることが大切だということです。そういった点でも、どんな仕事が自分に向いているのか、商社とメーカーの違いからも分析してみるのも一つの手かもしれません。

 

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