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上場企業の年収は公開されている 「お宝企業」も探してみよう  
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上場企業の年収は公開されている 「お宝企業」も探してみよう  

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「ブラック企業」「ホワイト企業」なんて言葉が就活生のあいだでも広まっていますが、上場している企業であれば、IR(株主向けの投資情報)などで、その企業の平均勤続年数や平均年齢、給与の水準などが公開されていますし、労使間で問題があるかどうかなども記載されています。
平均給与を見る時のポイントは、給与額だけをチェックするのではなく、平均年齢も併せて見ていくことです。日本企業でも成果主義の導入が始まっていますが、いまだに年功序列のところも多いので、平均年齢が高い企業は給与も高くなっている可能性があります。一方、あまりに平均年齢が若く、勤続年数が短すぎる場合は離職率が高い「ブラック企業」の可能性があるかもしれません。
平均勤続年数や平均年齢、給与の水準などは、会社情報のバイブル『四季報』などにも掲載されているので、大手企業を志望するなら一度チェックしてみたらよいでしょう。

 

平成27年度の電機業界上場企業の平均年収は625万円

平成25年の有価証券報告書の公開データから算出した、上場企業の平均年収は577万7701円。一方、電気機器 (269社)の平均年収は596万9298円ですので、平均より少し高いといえます。上場企業であっても、全体の平均年収よりも低い300万円台、400万円台の企業も存在するので、それらの企業よりは少し給与がよいといえるでしょう。しかし、「テレビ局・商社・金融」の三大高収入業種からは大きく差がついているのは事実。電機業界では、工作機械のキーエンス(1321万9419円)、パチンコ・パチスロ向け電気製品を手掛けるアクセル(1272万1000円)、工作機械用のNC(数値制御)装置で世界トップシェアのファナック(1056万8000円)の3社しか平均年収での「1000万円プレーヤー」はありません。
平成26年度の電機業界の平均年収は603万円、27年度は625万円と、ここ数年は上向き傾向となっているのが、これから入社を目指す就活生には朗報といえます。

 

誰もが名前を知っている超大手とその他では10年後の給与に大きな差

エンジニア転職を支援するリクナビTech総研が3092人のエンジニアに対して行った給与調査によると、最多が400万円台(401万円以上~500万円以下)の23.4%、次いで500万円台(21.8%)となっています。以下、300万円台(15.8%)、600万円台(13.8%)、700万円台(8.9%)、300万円以下(6.4%)、800万円台(5.1%)の順です。
企業規模別に給与をみていくと、誰もが名前を知っているような超大手のエンジニアの年収水準は、「800万~1000万円」(18%)が最多。一方、大手のグループ企業や、その他外資などでは「600万~800万円帯」にまで下がります。さらに、中堅・中小企業や派遣・受託開発になると給与ゾーンの最多は「400万~600万円帯」と大きく下がってきます。これは平均値だけでなく、給与の上限も同様の傾向で、超大手では「1200万~1500万円未満」「1500万~2000万円未満」「2000万円以上」といった高収入層が一定数いるのに対して、その他の企業グループではその割合がぐっと減る一方で、低所得層の割合が増えています。
少し前のデータなので、上で挙げたようにここ数年上場企業の平均年収が上昇していることを考えると、企業規模での差はますます広がっているかもしれません。


このリクナビの調査対象者の年齢は、年齢は30~34歳が30.7%と最も多く、ついで35~39歳(27.4%)、25~29歳(19.9%)、40~44歳(18.9%)なので、だいたい入社して10年~20年くらいの給与のイメージがつかめるのではないでしょうか。新卒入社したときの初任給は、大手でも中小でもだいたい20~25万円程度で横並びですが、入社10年以降になると、大手とその他で差がついてくることがわかります。

一見したら超大手のグループ企業だとわからない「お宝」企業を探してみよう

このように企業規模と年収はダイレクトに関係があることがわかりますが、『就職四季報 中堅・中小企業版』を発行している東洋経済のデータによると、一部の大手子会社の中には、親会社を上回る年収のところもあるようです。こうした企業の多くは、大手企業のなかでもとりわけ待遇のよい超大手が親会社や筆頭株主になっています。同じグループ内では、親会社と子会社で人事・給与政策なども似通っていていることも多いので、中堅・中小であっても給与水準が底上げされるようです。
大手のグループ会社を狙うときに、「三菱●●」や「富士通●●」など、親会社の有名企業の名前がついている企業ばかりを探していませんか。中堅・中小企業版の年収ランキング上位に位置している企業の中には、親会社の名前がついておらず、一見したら超大手のグループ企業だとわからない場合もあります。大手のグループ会社を狙う場合は、株主構成や実質的な支配状況もみていく必要があります。

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