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業界研究

「 文系」「理系」の2軸で考えるのはやめよう 2016-10-13 19:00  
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「 文系」「理系」の2軸で考えるのはやめよう 2016-10-13 19:00  

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文系出身者にしか出来ない強みってなんだろう?

文系だと、メーカーに就職できないと思い込んでいませんか。そんなことはありません。ビジネスには多様性が大切。メーカーにだって文系出身者はいます。『就職四季報』(2016年版)「男女・文理別採用実績」によると、自動車業界最大手で、就活生の憧れであるトヨタ自動車の場合、2014年度の大卒男子採用数126名のうち、81名が文系で45名が理系でした。また大卒女子は、採用数66名のうち文系57名、理系9名です。日本最大のメーカーであっても、男子も女子も理系よりも文系のほうが採用数が多いのがわかりますね。


「事務系仕事は理系でも出来るというけど、文系は技術系仕事は出来ない。じゃあメーカーが文系を採る意味ってどこにあるんだろう? 文系にしか出来ない強みってなに?」と疑問を感じるかもしれません。今回は、メーカーが文系出身者を採用する意味について考えていきましょう。

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文系社員だってものづくりの現場を支えている!!

メーカーが、営業や事務系の仕事に文系を採用する理由はずばり、「適性があるから」です。メーカーの営業担当の仕事のほとんどは、販売先の確保と価格交渉です。製品についての知識はある程度必要ですが、一から仕様を詰めて開発する、といったケースでは、ほとんどの場合、開発担当者を打ち合わせに同席させます。

もちろん相手側の企業も開発担当の社員を同席させますから、こちらがエンジニアを連れていかないと失礼にあたるからです。そうした打ち合わせの場では、文系の営業職に求められるのは、場の空気を読んで打ち合わせを仕切る能力や議事録をまとめる能力ですから、製品の仕様について口を挟む場面はないはずです。

メーカーを動かしているのは理系社員だけではありません。例えば、ものづくりを支える工場を建設するときを例にして見ていきます。

まず、工場の候補地を見つけて、土地購入の手続きや交渉をしたり、地域住民に説明をしたりするのは文系の仕事です。また、工場に新しく納入する設備や機械の調達をします。機械の選定や生産工程については、生産設備担当のエンジニアや現場のエンジニアの意見を聞きますが、実際に機械メーカーなどと価格交渉をするのは文系の仕事です。また、新しい工場を建てたら、そこで働く人たちも必要ですね。そうした人たちを採用し、給与や労務管理をするのも文系です。


工場建設にかかる膨大な費用を調達したり、やりくりをしたりするのも、経理・財務の文系社員たちです。こうして、メーカーのものづくりは、文系社員によっても支えられているのです。

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仕事を「文系」「理系」の2軸で考えるのはやめよう

そもそも、本当にエンジニアだからといって、文系の仕事はまったくやらなくてよいのでしょうか。


例えば、開発・設計業務。日本の大手メーカーでは、大規模なチームで開発することがほとんどです。チームだけでなく、社内の別部署や、顧客企業、外注の協力企業、コンサルタントなどと協力していかなくてはいけません。

開発にはまず、システムの要件定義や設計を決める「上流工程」と呼ばれる作業や、設計にあたっての企画書や仕様書といったドキュメント類を大量に作成します。こうした作業には、開発に携わるさまざまな人々との意識のすり合わせが必須。そのため、何度も何度も細部にわたって打ち合わせをします。意見を通すための根回しも必要ですし、うまく相手を説得するためのコミュニケーション能力も必要です。こうした業務は、理系の仕事?それとも文系の仕事でしょうか? 


ほかの視点からも見てみましょう。例えば、「セールスエンジニア」というエンジニアの職種はどうでしょうか。セールスエンジニアは、営業スタッフと顧客企業を訪問し、相手側の技術スタッフと折衝しながら、技術のプロの観点で自社製品を売り込みます。

めでたくシステムが受注できたら、導入時の顧客研修や、導入したあとのトラブルシューティングなどもセールスエンジニアの仕事の一部です。この仕事は、文系でしょうか? それとも理系でしょうか? また、IT化が進んだことで、営業や事務部門などでも理系の知識が求められており、そうした部署で活躍する理系出身者もいます。この人たちは、理系でしょうか? それとも文系でしょうか?


このように、エンジニアであっても、コミュニケーションスキルや、設計書・仕様書、報告書など、開発工程や社内事務で必要とされる文書作成といった「文系」能力は必須です。とくに出世すればするほど、本人の意向は別として、どんな優秀なエンジニアでもだんだん事務系の仕事が増えてきます。そのうち、やっていることは文系も理系も変わらなくなってきます。


こうして考えると、ビジネスを「理系」「文系」の2軸でのみ分けるのは、不可能だと思いませんか?


「文系」「理系」にこだわりすぎると、自分で自分の仕事の幅を狭めてしまうことにつながりかねません。

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