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技術職必見!文系理系の年収差 
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技術職必見!文系理系の年収差 

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理系と文系、出身学部の違いで年収に差は出てくるのでしょうか?どの仕事に就くかも大切ですが、年収も就職活動をする上では、気になる点です。年収に関して調査した過去の資料を基に、どのような違いがあるのかを今回紹介していきます。

文系理系の年収差

文系と理系では、どれくらい年収の差があるのでしょうか?2011年に独立行政法人経済産業研究所が、「理系出身者と文系出身者の年収比較―JHPSデータに基づく分析調査―」で男女別に発表しています。

・男性文系出身者 559.02万円(平均年齢46歳)
・男性理系出身者 600.99万円(平均年齢46歳)

女性文系出身者 203.00万円(平均年齢44歳)
女性理系出身者 260.36万円(平均年齢37歳)

男性では約40万円の、女性では約60万円と理系出身者の所得の方が高い結果となっています。女性に関しては平均年齢に開きがあり、未婚か既婚かによって左右するため、一概には言いにくいかもしれません。ただ、男性については、理系出身者の方が文系よりも、歳を重ねるほど、所得の上昇率は高くなっているようです。

年収差がなぜ文系理系で生まれるのか?

なぜ、文理で所得差があるのでしょうか?ひとつには、理系出身者が、文系出身者よりも生み出す付加価値額が高い、という理由が挙げられます。理系の方が文系より専門性が高く、技術発展に寄与してきました。アメリカではシリコンバレーで生まれるテクノロジー系のスタートアップ企業が、ほとんどが理系分野での起業をしています。テクノロジーの発展は、私たちの将来に大きく影響を与えるため、生み出す付加価値が高いのかもしれません。

技術職の年収差は?

ここからは、理系分野に特化して、技術職での年収差を見ていきます。
リクナビNext「Tech総研」が調査を行っています。調査対象は、年齢が25~44歳の大卒・大学院卒者1,126名。内訳は、7割が理系学部、3割が文系学部の出身者です。職種は、いわゆる技術職種のソフト・通信、機械・電気・電子・素材系です。

・文系20代後半 401.3万円
理系20代後半 423.9万円

文系30代前半 485.3万円
理系30代前半 518.9万円

30代前半 604.8万円
30代後半 627.4万円

技術職では、どの年代でも、理系が文系を上回る結果となりました。差額は20~40万円程で、元々専門的に学んでいる理系の年収が高くなりました。

文系の割合が多い技術職では?

さらに厳密な比較をするため、技術職の中でも文系出身者の割合が多いソフトウェア・ネットワーク関連職種で年収の比較を調べてみました。「Tech総研」による調査で、対象714名中36%は文系出身者でした。

コンサルタント、アナリスト、プリセールス      文系683.3万円 理系691.3万円
通信インフラ設計・構築(キャリア・ISP系)     文系542.9万円 理系670.0万円
社内情報システム、MIS 文系542.9万円 理系571.1万円
システム開発(Web・オープン系) 文系523.2万円 理系505.7万円
ネットワーク設計・構築(LAN・Web系) 文系494.4万円 理系617.5万円
研究、特許、テクニカルマーケティング、品質管理ほか 文系494.4万円 理系601.4万円
運用、監視、テクニカルサポート、保守 文系491.4万円 理系573.2万円
技術系(ソフトウェア、ネットワーク) 文系480.4万円 理系487.0万円
パッケージソフト・ミドルウェア開発 文系446.4万円 理系590.0万円
システム開発(汎用機系) 文系424.1万円 理系570.3万円
システム開発(マイコン・ファームウェア・制御系) 文系375.0万円 理系516.1万円

ソフトウェア・ネットワーク関連職種での年収では、「システム開発(Web・オープン系)」以外はすべて理系が高い結果となっています。ただ、職種によってばらつきがあり、「コンサルタント、アナリスト、プリセールス」のように僅差の職種があれば、システム開発やパッケージソフト・ミドルウェア開発のように、100万円以上の大きな差がある職種もあります。

なぜ年収は異なるのか

なぜ年収は文理によって異なるのでしょうか?結局は、前述の通り、市場価値を生み出せるかどうかのようです。技術職に関しては、文系出身の学生よりも、理系出身者の学生の方が、専門分野に費やした時間と労力は長く、企業でより市場価値を生み出せる人材となります。故に、理系出身者の収入は、文系より多くなっています。せっかく理系学部で学んだのであれば、理系の強みを活かす職種を選びたいですね。

また、どうすれば年収は高められるのでしょうか?答えはシンプルで、より市場価値の高い職種を選んでいけば良いのです。世の中が今最も必要としているところに、自然とカネ・モノ・ヒトは集まります。その中心となる職種を選んでいくことが結果として、自分の付加価値を高めて、収入の上昇につながります。また、視点を変えれば、就職という選択肢に留まらず、起業という選択肢も、学生の方にはあります。

いずれにせよ、世の中の役に立つことで、会社員も起業家も同じく年収が変わってきます。「今どんなことが求められているのか?」という視点で、世の中を見ると、これまでと違う気づきがあるかもしれません。

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