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理系公務員(技術職)の 魅力はなにか? 
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理系公務員(技術職)の 魅力はなにか? 

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大学卒業後は民間企業へ就職しよう。そう考える学生は多いのではないでしょうか。しかし、一方で根強い人気を誇る就職先が公務員です。13歳のハローワークの人気職業ランキングにおいても、時代の変化に合わせて人気職業が変化する中、公務員は毎年安定してトップ10入りを果たしています。

そこで今回は、根強い人気を誇る公務員、その中でも、理系学生が大学や大学院で学んだ専門知識を仕事に活かすことのできる理系公務員(技術職)の概要についてご紹介します。

そもそも公務員って何?


理系公務員(技術職)は公務員の一つの職業ではありますが、仕事は多岐に渡るため公務員の全体像を理解する必要があります。理系公務員(技術職)を知る前に、公務員全体の仕組みをみていきましょう。

公務員には、大きく2つの種類があります。国家公務員と地方公務員です。

1)国家公務員

国の機関で勤務する人で約64万人存在します。国家公務員の中にも大きく2つに分かれており、国家総合職と国家一般職です。国家総合職は、いわゆる「キャリア」と呼ばれる人達で、財務省や法務省、外務省や経済産業省といった各省庁に入省し、政策の企画立案や法案作成などの国を動かす中心的な公務を行います。

一方で、国家一般職は、中央省庁や地方の機関で国家総合職の企画を遂行していく役割を担います。事務系と技術系があり、事務系は各省庁で事務職やその他一般業務を幅広く行います。技術系は現場に入り、各省庁や自治体に入り研究や調査等を行います。地方公務員とは異なり、国全体の公務を行いますので、勤務地は各省庁を中心に、地方機関転勤もあり、幅広い異動範囲が特徴の一つです。

2)地方公務員

地方公務員は地方公共団体で公務を行う人で、約263.8万人おり、地域に密着した業務を行います。教育や消防、水道、農業などの地域のインフラとなる業務を行います。

国家公務員とは違い、所属した自治体に携わる業務が多いため、住民との距離も近く、行動に対する反響を実感しやすい仕事です。また、数年おきに異動もあるため、様々な職務に携わることができることも特徴の一つです。

理系公務員(技術職)は大学時代の専攻を活かせる仕事

理系公務員(技術職)とは、公務員のうち、技術系の区分や技術系の職務を行う人を示します。理系公務員(技術職)は、国家公務員と地方公務員で仕事や役割があり、理系の専門分野をほとんど網羅しています。大学で専攻した内容が専門分野だとしても、理系公務員は、その学んだことを仕事に活かしていくことが可能です。

しかし、理系公務員(技術職)への就職を考える際には、国家公務員総合職と国家公務員一般職、地方公務員で区分が異なるため、それぞれの区分と職種や採用省庁を理解する必要があります。それでは、それぞれの区分と職業についてもみていきましょう。

国家総合職の理系公務員の区分と仕事

区分は、工学区分、数理化学・物理・地球区分、化学・生物・薬学区分、農業化学・水産区分、森林・自然環境区分、農業農村工学区分に分かれています。

職種としては、土木職、建築色、機械職、電気・電子職、数学職、物理職、情報職、化学職、農学職、水産職、造園職、砂防職、林学職、農業工学職等があり、採用省庁実績は、国土交通省や農林水産省、環境省、経済産業省、特許庁、総務省が挙げられ、同じ職種でも各省庁により携わる業務が異なります。

例えば、土木職一つをとっても、国土交通省へ入省した場合、港湾整備や河川事業、道路整備などのインフラ整備に関する企画や決定を地方の出先機関や他の省庁と交渉しながら進めていきますが、環境省に入省した場合は、大気汚染に関する法律の企画や工場などの環境汚染規制に関する企画を行うことがあります。各省庁によって目的と業務内容が大きく変わるため、国家総合職への就職を希望する場合は、各省庁が開催する説明会やセミナーにも積極的に参加して、入省後の職務内容についての理解を深めておきましょう。

国家一般職、地方上級の理系公務員の仕事

国家一般職、地方上級の理系公務員の区分、職種としては、電気・電子・情報、機械、土木、建築、物理、化学、農学、農業農村工学、林学があります。採用実績としては、地方公務員であれば、全国の地方自治体、国家一般職であれば、国土交通省、経済産業省、警察庁、総務省、気象庁、林野庁等が挙げられます。

国家一般職の理系の試験は全国試験として行われ、全国採用となるため、国家公務員の合格が採用というわけではなく、合格職種に合わせて各省庁の内定を得る必要があります。地方公務員の場合は、自治体ごとに専門分野の試験があり、専門分野に関する試験を受けるため、合格が採用となるケースがほとんどです。

国家総合職と理系技術者と同様に、どの省庁で働くか、自治体に所属するかにより担当する業務が異なりますが、専門的な業務を行うことができます。例えば、化学職で経済産業省に入省した場合、新規に開発された化学物質のリスク査定や評価等を行いますが、自治体ではその地域ごとの地球温暖化防止に向けた企画立案や大気汚染などの環境汚染に対する監視や調査、研究を行うこともあります。

理系公務員(技術職)の魅力はなにか?

理系公務員(技術職)は、もとより公務員のため、民間企業のように利益を追求することが目的ではなく、国民全ての人のことを考えて仕事をすることができる職業です。また、大学時代の専攻がいかに専門性の高い分野だとしても、国の仕事にはその知識や技術を活かす場所が様々な職種として用意されており、自分で就職先を幅広く選択することもできます。国家公務員で総合職や一般職で国全体のために専門性を活かしていくのか、地方公務員として地域のために専門技術を活かしていくのかは自分で選択することができるのです。

理系学生であれば、大学卒業後の進路として、民間企業だけではなく、今回ご紹介した理系公務員(技術職)についても考えてみるのはいかがでしょうか。

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