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「フェルミ推定」例題を多くこなして「方法論」を身につける 
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「フェルミ推定」例題を多くこなして「方法論」を身につける 

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就活中に一度は聞かれる「フェルミ推定」例題と解き方のコツ

「日本の電柱の数は?」「世界中にある、アメフトのボールの数は?」「めがねの市場規模は?」
まるでクイズのようですが、実際に外資系の戦略コンサル企業や投資銀行の入社試験で、実際に出題された問題です。こうした正確な数値を解答することが難しい問に、数分から数十分の間に答えを導き出すための思考プロセスは、「フェルミ推定」と呼ばれています。

外資系企業のみならず、グーグルやマイクロソフトの入社試験に使われた事で、国内のIT企業の面接にも一般的に広まり、多くの就活生が就活中に一度は聞かれる「フェルミ推定」。
今回は、フェルミ推定の例題と、抑えておくべき解き方のコツについてご紹介します。

「MECE」で必要な情報を漏れ無く洗い出す

フェルミ推定で重要視されるのは、正確な数字より論理的な思考力です。
就活の面接でも、面接官が見ているのは、最終的な結果を、高い精度で算出することではありません。出題に対して、手がかりとなるような適切な仮定を置きながら論理的に推論して「おおよその数値(量)」を導き出すまでの「過程」が重要視されます。
解を導くロジックさえ正しければ、おおよその目安として代入した数値は、あとから調査して置き換えるだけで、正確な数値に近いものが導き出されます。細部の正確性にとらわれない、柔軟な読解力が求められるのがフェルミ推定です。

この、おおよその数値を導き出すために必要な仮定となる要素を洗い出すために覚えておきたいのが、ロジカル・シンキングの基本とも言える「MECE(ミーシー)」という概念です。
MECE は、「Mutually(相互に) Exclusive(ダブリがなく) and Collectively(全体として) Exhaustive(漏れがない)」の頭文字を繋げた言葉で、経営学や経営コンサルティングなどの領域では、日常的に使われる用語です。クライアント企業の業務上の問題点を見抜き、その解決策を示すことが主な業務となるコンサルティング企業に働くビジネスマンには、あらゆる問題で『MECEとなる』ように、素早く要素を分類するための思考能力が求められます。
MECEに分解することは、フェルミ推定ではまず前提となる条件です。フェルミ推定を解くプロセスでは、結論を出すための論理に飛躍があったり、推論に必要な仮定が不足したりするような「漏れやダブり」が、マイナス評価につながることを覚えておきましょう。

例題を多くこなして「方法論」を身につける

それでは、実際にフェルミ推定を解くまでの、仮定と概算の簡単な例を見てみましょう。

例題)「日本で1日に使われる割り箸の本数は?」

この場合、まず誰が、いつ割り箸を利用するかを考えます。
割り箸は、基本的に外食で使われます(いつ)。そのため、日本の人口(約1.3億人)のうち、労働者が(誰が)主に割り箸を利用する、と“仮定”します。
次に、労働者の数を求めるため、日本の1世帯あたり、1人が外で働く労働者であると“仮定”します。1世帯の平均が3人として、1.3億人/3人、およそ4000世帯に1人ずつ労働者がいる、と概算します。
最期に、労働者が外食を行う回数(=割り箸を利用する回数)を、昼と夜の2回と”仮定”し、4000人×2本の8000万本が1日に使われる割り箸とすれば、8000万本×365日で、日本では、年間およそ292億本の割り箸が使われる、と求められます。

実際には365日すべて働くことはありませんし、割り箸は労働者以外にも使用するでしょう。しかし、フェルミ定理で重要視されるのはまず「おおよその数」を導くためのロジックの組み立てです。
こうしたフェルミ推定の「解き方」には、ある程度パターンが決まっています。例題をこなしているうちに、どんなアプローチで計算すれば数値が求められるか、大抵の問題には対処できるコツが掴めます。
まずは限られた時間の中で、問題に含まれる要素を可能な限りMECEに分解して、論理的に解答にたどり着けるように練習を繰り返しましょう。

フェルミ推定で頻出する基礎的なデータは抑えておく

フェルミ推定の解説本や問題集では、最終的に導き出される数値の正確さは問われないことが、繰り返し強調されます。とはいえ、推定の基礎データとなる、常識的な範囲の数字に関しては、やはりある程度抑えておいたほうが、実際の面接本番で、ムダな時間を費やすこと無く、大切なロジックのプロセスの組み立てに集中して取り組めることも間違いありません。

フェルミ推定でよく出題される数値としては、「市場規模」「人数」「物の数」の3つが挙げられます。
「市場規模」のテーマ例…「東京都内にあるスターバックスの、年間売上は?」
「人数」のテーマ例…「日本のガソリンスタンドで働くアルバイトの人数は?」
「物の数」のテーマ例…「日本全国に、郵便ポストは何本ある?」

こうした推論では、日本の世帯数(5000万戸)や給与所得者の数(4500万人)、平均年収(440万円)、国土面積(38万平方キロメートル)、国内の企業数(400万社)といった、おおよその数値データを覚えておけば、フェルミ推定で頻出する日本国内の市場規模、人数や物の数を問われる、いずれのパターンでも大いに役立ちます。
先の割り箸の例題では、日本の人口だけを元に推論していますが、国内の世帯数や労働者数を覚えておけば、よりスムーズに解を導くことができたわけです。
就活対策の問題集などで、フェルミ推定の例題を解きながら、多く代入が求められるような数値は、可能な限りおおよその数を暗記しておくよう心がけましょう。

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