就活パレット 就活パレット

エンジニアになる!

エンジニア就活生の業界研究ノート“業界動向のそれぞれ   
エンジニアになる!

エンジニア就活生の業界研究ノート“業界動向のそれぞれ   

LINE Facebook Twitter

社会を支える機械業界について知ろう

機械業界はその名の通り、産業機械などの製造・販売を手掛けるメーカーです。大きく分けて建設機械系、工作機械系、重機系、農業機械系に分類できます。

機械がないことには、世の中のあらゆるものづくり、社会インフラが成り立ちません。機械メーカーは、社会を支える使命をもつ、重要な存在です。今回は、機械業界を志望する就活生に向けて、分野別に業界研究をしていきましょう。

建設機械系、工作機械系、重機系、農業機械の業界動向それぞれ

まずは、建設機械業界から。コマツ、クボタ、日立建機などが業界を代表する大手企業です。これらの企業は、新興国の建設需要や先進国での住宅バブルを背景に、2008年頃まで順調に業績をアップさせてきました。

しかし、2008年にアメリカで起きたサブプライムローン問題、さらにその後の世界的な金融危機で北米や欧州の住宅着工数が激減。住宅市場のバブルがはじけると事業環境は一変します。さらに、中東やロシア、中国などでのインフラ需要も激減したことで、数年間は業績低迷が続きましたが、2011年の東日本大震災の復興需要や、新興国での建設ラッシュなどで、ふたたび回復傾向にあります。

建設機械メーカーで特徴的な点は、日本の大手メーカーが世界的な圧倒的シェアを誇っている点です。国内売上高首位のコマツは米キャタピラーに次ぐ世界シェア2位、豊田自動織機はフォークリフトで世界首位、タダノはクレーンで世界2位、クボタはミニショベルで世界首位となっています。

次に、工作機械メーカーです。工作機械とは、機械部品を必要とする形状・精度に効率よく加工するための機械です。私たちが日常的に使うカメラや時計、家電やデジタル機器などをより小さく、高機能にするためには、より小さくて高性能な部品が必要です。一方、自動車や航空機、船などの乗り物、人工骨や人工関節といった生体材料にも、金属製品が使われています。これらを加工するのが工作機械です。日本の代表メーカーはマキタ、安川電機、アマダなど。

工作機械メーカーの業績は製造業の設備投資に大きく左右されるので、建設機械メーカーと同じく、2008年まで順調に業績アップしてきた各メーカーも、世界的な金融危機で一気に厳しい状況に追い込まれました。しかし最近では、国内企業の設備投資増、欧米の景気回復で飛行機向け、産業機械向けの需要が伸びていることなどで、業績が再び上向いています。重機系は、船舶、航空・宇宙、プラント、鉄構・橋梁、産業機械等の大型構造躯体物を多数製造し、多角的な経営を行っている企業を指します。

代表的企業は、三菱重工業、川崎重工業、IHI、日立造船など。どこもグローバルで事業展開している大企業です。日立造船など日本の造船業界は伝統的に世界トップのシェアを誇ってきましたが、近年は中国・韓国勢にシェアを奪われ、世界3位となっています。しかし、ここ数年は技術力があり納期を守る日本の造船業界に再び注目が集まっており、明るい兆しが見えつつあります。

最後に、農業機械系の代表的な存在は、ヤンマー、クボタなど。日本の国内市場は、高齢化で廃業する農家が増えているため縮小傾向となっており、農業の効率化・生産向上をめざす新興国がメインの市場になっています。

主戦場は海外、日本の技術を生かしてマーケット開拓

機械メーカーに共通していえるのは、主なマーケットが海外に移転しているということ。もちろん、日本国内でも大震災からの復興需要などがありますが、少子高齢化による人口減少と長引く景気低迷で、日本のマーケットは頭打ち状態。

多くの企業が、海外進出で販路を拡大しようとしています。機械の世界需要トップは中国で、マーケットの中心となるのは、経済発展が著しい新興国です。エンジニアになって海外でバリバリと仕事がしたいというグローバル指向の人には向いている業界といえるでしょう。ただ、日本メーカーの製品は、中国・韓国企業などと比べると技術力は勝っているものの、価格が高いのがネックです。

新興国は価格に対する圧力が強く、単に製品を販売するだけでは、他国のメーカーに負けてしまうでしょう。そこで、日本の強みを生かしてプラスアルファの価値をつけて販売していく必要があります。例えば、機械とともに自動化システムをエンジニアリングして提供するターンキー提案や、環境にやさしい製品の開発などです。新興国でも昨今、環境汚染が問題視されており、環境に配慮した製品の需要が高まりつつあります。日本企業は古くから環境に配慮した機械の開発を続けてきており、この分野では他国から抜きんでた経験や技術があり、差別化が図りやすいポイントといえます。

また、新興国で技術を導入することで、技術を移転させるという社会貢献もできます。機械業界を志望する就活生は、「グローバル」や「エコ」「環境技術」といったキーワードを頭に入れて置くと、志望動機などを組み立てやすいのではないでしょうか。

メーカーへ就職したい方必見!

大手メーカー20社面接対策資料をプレゼント!

⇒ダウンロードはこちら

LINE Facebook Twitter

TOPICS