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エンジニアの「35歳定年説」とは?  
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エンジニアの「35歳定年説」とは?  

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以前からささやかれているウワサで、エンジニアの「35歳定年説」について知っている方も多いと思います。ところが、ここ最近では、この説も人材不足により崩れ始めているようです。ある調査では、2007年4~9月には「35~40歳」の転職者の割合が8.0%でしたが、2013年10~12月には14.3%と大幅に増加しています。

この要因として、2007年10月の雇用対策法改正により、求人広告に「年齢制限」の記載がNGになったことが考えられます。また、景気の回復により人材不足になり、企業側も採用の条件(年齢を含む)を緩めているため、35歳定年説が崩れ始めているのです。

なぜ35歳定年説といわれているのか?

そもそも、なぜ35歳がエンジニアの定年といわれているのかを説明していきましょう。これには一般的にいわれているIT業界の「3K」(きつい・厳しい・帰れない)が関係しています。このIT業界の3Kにより、年齢が高いエンジニアは、精神的にも体力的にも対応できなくなっていくと考えられているからです。

IT業界の3K(きつい・厳しい・帰れない)

この3Kによって、このような職種に対応できるのはまだ考え方が柔軟で体力もある若いエンジニア=35歳以下までといった考え方が定着してしまい、35歳定年説が広まったことが考えられます。この考え方によって、年齢が高いエンジニアは対応できないという意識が生まれてしまったようです。

業務分担が明確になっている

詳細設計・プログラミングなどの下流工程は若手のエンジニアが対応して、要件定義から基本設計などの上流工程は経験のある年齢が高いエンジニアが対応する、という業務分担が明確になっているために、35歳以上は上流工程だけをやっていればいいという考え方が主流となっていました。

35歳定年説は今も存在しているのか?

上記では、35歳定年説といわれている理由について説明してきましたが、今でもその説は存在しているのでしょうか? それはどういうことかみていきましょう。

存在する「YES」の考え方

YESの理由として、上記でも説明したIT業界の3Kの現場がいまだに存在しているからです。そういう現場では、おそらく35歳以上のエンジニアが働いていては心身ともに支障をきたす可能性が高まります。さらに技術の進歩スピードが速すぎて、若いエンジニアでないと追いつけない場合があります。ただし、技術スピードの速さについては、1990年代が著しかったので、その後は落ちています。その理由については次の項目で説明します。

存在しない「NO」の考え方

NOの理由として、YESの項目でも説明した技術の進歩スピードが関わってきます。ここ10年について技術の進歩スピードそのものが速いのは変わらないのですが、オープンソースの発達により、あらゆるものが規格化、標準化、統一されてきています。そのため、35歳以上のエンジニアでも対応できるようになってきました。

 

「35歳定年説」については、どういった見方をするかによってさまざまな回答が出てきますが、以前に比べて世の中として当たり前の考え方なのかと聞かれたら、そうでもないという答えになります。ただし、「下流工程しかできないけれど、35歳以上もエンジニアを続けていける」という考え方は間違っているので注意が必要です。お客様との折衝も含めて、エンジニアが35歳以上でも活躍できる条件なのは変わらないのです。「35歳定年説」が本当ではないことを証明できるのは、実際に働くエンジニア次第となるのではないでしょうか。 

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